我が子には賢く育ってほしいと親なら誰もが願うのではないでしょうか?でもどうやって教育していくのが最適なのか分かりませんよね。
特に幼児期は脳が最も柔軟で成長が著しく、良質な刺激を与えることで効果的に成長を促すことができるため、幼児期の過ごし方が非常に重要です。
その幼児期の成長を促すために行うのが「知育」になります。
知育とは?
知育とは物事を自分の頭で考えて判断したり、結果を想像して行動を起こしたりする「知的能力」を伸ばす教育のことです。知的能力を伸ばすと聞くと、ひたすら勉強してたくさん覚えさせるようなイメージを抱きがちですが、そうではありません。知育では子供が自発的に物事を考えて答えを導くことで、思考力・考察力・判断力を伸ばすことを目的としています。
具体的にはおもちゃなどを通して、自ら考えることが楽しいと感じながら知育を行っていきます。知育の方法は様々ですが、成長著しい幼児脳に刺激をどんどん与えていくことで知的能力を非常に効果的に伸ばすことができます。
なぜ知育が重要なの?
突然ですが私は家庭教師をしています。ご家庭の要望として最も多いのが「算数が苦手なので成績をアップさせたい」です。苦手な子と得意な子の話をよく聞いてみると、苦手な子は幼少期にパズルや積み木、数を使った遊びなどをあまりやっておらず、反対に得意な子は楽しく遊びながら「知育」をしていたことが多い傾向がありました。
上記はあくまで経験則ですが、幼少期から楽しく遊びながら学び成功体験を積み上げることで、「学ぶことが楽しくなった」と感じる子供は多いと思います。
脳は3歳頃までに急激に成長し、6歳頃になると大人の9割ほどが完成するとも言われているため、特に幼児期において知育を行うことが重要なのです。
知育はいつから行うべき?始め方は?
ではいつから始めたらいいのでしょうか?
実は生まれた時から脳は猛スピードで成長を続けるため、「できるだけ早く始めるのが良い」ということになります。子供の成長に合わせて適切な知育を行っていくと良いでしょう。
- 【0歳~1歳】視覚や聴覚などの感覚を刺激するもの
- 【2歳~3歳】身体を使い、手足や指先を刺激するもの
- 【4歳~5歳】数字や文字を使ったり、簡単なルールがあるもの
知育といっても様々なアプローチがありますが、重要なのは脳にたくさん刺激を与えることです。子供の成長ペースに合わせて、焦らずに楽しんでできそうなものを取り入れていくといいですね。
知育の方法と始め方
では、知育方法と始め方を見ていきましょう。
知育は様々な種類がありますが、代表的なものに以下の4つがあります。
知育玩具
知育玩具は考える力や想像力を育てる工夫がされており、子供が楽しみながら脳に刺激を与えることができるように作られています。「子供は遊ぶことが仕事」とよく言われるように、大人が思う以上に遊びから多くの学びを得ています。
その遊びの中に知育玩具を取り入れることで、効果的に子供の知的能力を伸ばすことができます。また、楽しみながら学ぶことができるので、「学ぶことは楽しいんだ」と感じることの手助けにもなるでしょう。幼少期から学ぶことの楽しさを知ることで、将来を通じて勉強が好きになり、自主的に学んでいくことも期待されます。
知育玩具は様々なメーカから多種多様の種類が発売されています。子供の成長に合わせて適切な玩具を選ぶことが効果的になるので、初めての方は気軽にお試しができるレンタルサービスがおすすめです。
知育絵本
絵本は視覚と聴覚を刺激することができたり、子供の語彙を増やすことができたり、ストーリーから感受性を育てることができたりと、知育を行う上で非常に効果的な方法です。
私自身、幼少期に親から絵本をたくさん読み聞かせてもらったおかげで絵本が好きになり、小学校低学年では365日寝る前に絵本を自分ひとりで読むようになっていました。(そのおかげか本を読むことがずっと好きなままです。)
絵本の読み聞かせは集中力・想像力・語彙力・社会性・好奇心など多種の能力を身に付ける効果的な方法ですので積極的に取り入れましょう。
実は0歳から知育絵本は取り入れることができます。生後数か月の場合は目が良く見えていないため、色彩に気を遣った絵本を使うと良いでしょう。楽しんで一緒に読むことが一番大事ですので、子供の成長に合わせて子供が興味を持つ絵本を取り入れていきましょう。
幼児教室
自分だけで子供を知育するのは不安がある、プロの知育方法をしっかり学びたい、という方は幼児教育もおすすめです。幼児知育教室は0歳から通えるところもあるのでお近くの幼児教室を探してみましょう。
幼児教室ごとに特徴があるので比較検討し、一番子供に合いそうな教室を選ぶことが重要です。実際に体験してみないと分からないことも多々あるので、まずは無料体験教室に行ってみることがおすすめです。合わなければ契約しなければいいだけなので気軽に試してみて子供が一番楽しめそうな教室を見つけましょう。
通信教材
幼児向けの通信教材も充実しています。通信教材は子供の年齢に合わせた最適な教材が定期的に届くので、効果的に能力を身に着けられるようになっています。自分だけで知育をすることに不安がある、けど良い幼児教室は近くにないし行く時間もない、といった方におすすめです。子供のあらゆる能力を伸ばすことができるように設計されているので、親は安心して教育をすることができます。
まずは無料の資料請求があるので、一度子供と試してみることをおすすめします。どれが一番楽しんでできそうか、継続してやってくれそうか、試しながら最適な教材を選びましょう。
知育をする上での注意点
これまで知育方法を説明してきましたが、知育をする上での注意点があります。それは「無理をして知育をしない」ことです。無理をした知育とは以下のようなものです。
- あまりにも多くの知育を「やらせる」
- 先取りしたくなり子供の成長以上の知育を「やらせる」
- 知育グッズを使ってくれなかったり、正しい方法で遊んでくれなくて「怒る」「叱る」
知育は子供が楽しむことが最も重要です。はっきり言って子供が楽しめないような知育は逆効果だと思っています。
「やらせる」「怒る」「叱る」ような遊びは子供も進んでやりたくありませんよね。楽しくない遊びは子供も集中力が続かず、逆に否定的な感情が育ってしまったり、自己肯定感が低くなり受け身になってしまうかもしれません。
「子供が楽しく遊んでくれていたらそれで良い」という気持ちで見守ってあげましょう。子供が興味を持ったらそれをとことんやらせてあげる、親はそのサポートをする役目なんだと思って子供主導の遊びを取り入れていきましょう。
まとめ
知育は子供の成長を促す上でとても大切です。赤ちゃんは猛スピードで成長していくので、たくさんの刺激を与えて成長のサポートをしてあげましょう。
知育にはたくさんの種類がありますが、子供が楽しんでできるものを見つけられると良いですね。やはり子どもはとても可愛く、笑顔で一緒に楽しい毎日を過ごしていきたいですよね。一度しかない幼少期を楽しく遊びながら学び、子どもの可能性を広げるサポートをしていきましょう!